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2012年08月04日

8/3-八坂神社例大祭3日目(御仮屋出し~宮入り)

 前日の宴会では、翌日に備えて、酒を飲むのも、唄を唄うのも、皆が気を遣ってくれて、
だいぶセーブしていたこともあって、この日の朝の目覚めは比較的スッキリとしておりました。
8時過ぎに起きて、着替えて朝食。朝食後、身支度を整えて、神酒所へ。神酒所をあけて、
神輿を組んで、山車を準備して、と初日と同様に子供神輿&山車の準備を皆で行いました。
この日も初日と同じように10時のスタート時には、あまり子供も保護者も集まりが悪かった
のですが、11時ごろ帰ってくる頃には、多くの子供たちや保護者の皆さんに増えておりました。
子供たちや保護者の皆さんが帰った後、神輿をばらして神酒所に仕舞い、山車も詰所まで
運んでから昼食。昼食後に、その場にいた人間で、お立ち台の設置を行いました。
はじめは、神酒所番をしていたのですが、この日は初日に比べ、早めにあがらせてもらって、
シャワーを浴びた後、冷房のきいた部屋でしばし休憩。休憩というか、精神統一というか、
これからはじまる長丁場に向けての英気を養いました。が、気はあせってしまうもので、
早々に着替えて神酒所に向かいました。この日は、四神のスタートも早かったので、
息子も早々とはかま姿に着替えて外に出ておりました。3時過ぎには、御仮屋に向かい、
4時前から、山門さんに神輿を組み上げはじめてもらいました。組み上げてもらっている間、
当店のオリジナル純米酒=取手宿を製造してもらっております田中酒造さんで、冷たいもの
(冷酒やジュースなど)をご馳走になりながら待っておりました。この日は、たまたま
NHKの取材が入っていて、NHKのいキャラクターのドーモくんがきておりました。
しばらくした後、神輿が組み上がり、発幸祭をへて、いざ神輿渡御スタート。
初日に比べ、担ぎ手の人数も気持ち多くなっていたように感じました。
初日の震えるような緊張感はさほど感じませんでしたが、それでも、長丁場をしっかりと
乗り切らなくちゃ、という思いでスタートしました。この日も、かなりいいペースで進行し、
明るいうちに奈加町神酒所に到達。多少、時間はとりましたが、帰ってくることも考えて、
さらっと通り過ぎました。上町、仲町、元宿を抜けて、片町に入り、片町も決して、
急いでスルーするわけでもなく、しっかりとした足取りで、神輿渡御を進めていきました。
片町のどんづき斉藤商店前で折り返す頃には空が暗くなってきて、いよいよクライマックスに
向けてムードが盛り上がってくるようでした。片元神酒所前で夕食。30分ほどでしたが、
その間におにぎりを1個、片元さんから頂きました差し入れの缶チューハイ1本を食べ飲みして
小便をたしに、土手まで行って、と後半戦の準備を整えておりました。再び担ぎ手の皆さんが
帰ってきたところで、神輿をあげました。ギャラリーもかなりの数にふくれあがっており、
神輿の進行前にギャラリーにどいて頂く作業が増えました。こちらは、役員の皆さんや
他町の総代さんが積極的に声掛けを行ってくれて、どかしてくれたので、事故もなく、
渡御を行うことが出来ました。(ご協力頂きました役員の皆さん、総代の皆さん、本当に
ありがとうございました。)速いペースで八坂神社手前の肉屋まできました。
次は、八坂神社で、本来、渡御順路上は、八坂神社で終わりなのですが、通例的に、粋で、
奈加町、上町当番の場合には、鳳凰の向きを逆向きにして、裏返しして各町内に入っていく、
という渡御をしております。当然ながら、今年当番である奈加町に入らないわけもなく、
2回転した程度ですんなりと、裏返しで入ってきました。最も勇壮な渡御の時です。
目標は、上町神酒所前まで、ということで、そこまで一気に入ってきました。
担ぎ手も若衆もよく頑張ってくれて、一気に神輿を上町神酒所までもってきました。
上町神酒所で神輿をおろした時には、ギャラリーから大きな拍手がありました。
上町神酒所で接待をもらって、しばらく休んだ後、仲町をゆっくりと進み、(って、ゆっくり
行きたかったのですが、担ぎ手が増えてきたこともあって、力強くなった神輿を制御するのが
非常に難しくなって、ゆっくりと進めることの方が難しくなっておりました。
あっという間に奈加町神酒所前まできて、私の考えの中では、この奈加町神酒所前こそ、
大いに、思いっきり盛り上がるように、神輿渡御したい、と前々から考えていたので、
死に物狂いで声を出し、させの合図も、これでもか、というほど出し、担ぎ手も、若衆も、
ギャラリーも酔いしれる、そんな渡御が出来たんじゃないか、と思っています。
奈加町神酒所で神輿を下し、休む間もなく、お立ち台に向かうと、藤井市長が来られていて
激励してくれました。市長がこられていて、市民の皆さんにご挨拶していただかないわけにも
いかないので、我々と一緒にお立ち台に上がって頂いて、ご挨拶頂く事になりました。
まずは、藤井市長から、ご挨拶を頂きまして、その後、我々筆頭総代の口上。
まずは、前のマイクを持たせて頂いた私から。とりあえず、覚えていた内容を、気持ちを込めて
話をさせてもらいました。もう1人の筆頭からの口上を終えて、下に降りて、市長に挨拶をして、
しばし、麦茶などを飲みながら、休息しました。が、いきりたっている担ぎ手の皆さんを
ほっておくわけにもいかず、再び神輿の前に出て、ホントにホントにホントに最後の渡御に
なるので、がんばってくれ!!という思いを伝えて、「次は、八坂神社です。ご用意願います。
よろしいですか?ホントによろしいですか?  お願いします!!」という掛け声で、
神輿渡御が再開されました。過去に八坂神社前40数分の経験はありましたが、今年は、
それよりも長く八坂神社前に入ってしまうことになったと思います。八坂神社前にくると、
鳳凰を鳥居の方に向けさせるため、私と前提灯の2人で若衆の用意してくれた踏み台に
上りました。その踏み台の上から誘導していたのですが、「こっちだ!こっちだ!」という度に
神輿が近づいてくるので、時に押しつぶされそうな気になってしまうほど、迫ってきました。
八坂神社の前を右に左に前に後にを繰り返しているうちに、おさめの時間が迫ってきて、
いよいよ10時12分前ぐらいになり、私の「ワッショイ!」の声も限界に達しようとしていた、
その時、太鼓の音が鳴らされ、最後にさしを入れて、位置を整えて、肩におろして、
すぐさま、よおーーーーーーーーと収めの掛け声をかけました。最後もさしてトラブルもなく
すんなり下りた方だと思います。私は、それでほっとしてしまって、皆に「ありがとう!」と
声をかけて回っていたのですが、宮司さんだったか、山門さんだったかに、「まだ、宮入りが
あるのに、担ぎ手帰っちゃうぞ。」と怒られ、はっと我に返り、すぐさま、担ぎ手の引止めに
かかりました。そうだ、まだ終わってないんだ、宮入りがすんで、はじめて終わりになるんだ、
と改めて意識しました。かなり少なくなってしまったせいか、宮入りはしんどそうでしたが、
何とか、蔵に収めることができました。最後に委員長の挨拶に続いて、筆頭総代として、
皆さんに感謝の言葉を伝えました。お開きとなり、ゴミ拾いをしながら帰ろう、と思っていた
のですが、役員さんの方の手違い(?)でゴミ袋が用意されておらず、何とも後味の悪い終わり方
となってしまいました。神酒所に一回戻って皆にお礼を言った後、上町、片元神酒所に
総代が分かれて挨拶に向かいました。挨拶から帰り、神酒所で役員さんのご挨拶&乾杯の後、
しばし余韻を楽しんでおりました。ホントに皆の協力がありがたくて、目頭が熱くなりました。
ホッとしたのと、終わったという達成感というか、充実感というか、疲れよりも感じる何かが
そこにはあるような気がしました。翌日が土曜日ということもあり、片付けの人手が見込めることから
片付けはそこそこに上がりました。帰宅後、家族にも礼を言って、シャワーを浴びて、バタンキュー。
8月1日、2日、3日と全速力で走りぬけた感じでしたが、無事に終えることが出きました。
これもひとえに、祭礼役員、先輩方、若衆、担ぎ手、家族も含めて、皆の協力があったからこそ
成功と言えるような出来になったと思います。本当に本当にありがとうございました。

投稿者 sakeshop : 2012年08月04日 17:05

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